相続対策が必要な理由

私は今まで多くの相続の現場を見てきました。その中には、相続対策の手続きを進めていくに従って、家族が揉めてバラバラになっていったケースもありました。今まで、仲がよかった家族が相続を通して、他人以上に憎み合うことも少なくありません。相続のトラブルになったケースの多くは、実は事前の相続対策で解決できることが多いのです。この事前対策の重要性を理解していない、もしくは知らない方が多くいらっしゃるのも現実です。そこで、私は少しでも多くの方に相続を安心できるものにしたいと思い、セミナー活動等の啓蒙活動を通してこの重要性をお伝えしております。

それではなぜ相続で揉めてしまうのでしょうか?

相続手続きで最も揉める要因は「遺産分割協議」と言っても過言ではありません。なぜなら親という大きな存在がいなくなった後、相続人のみで遺産をどのように分けるか話し合うことが「遺産分割協議」です。その協議には、今まで親にしてもらったこと、そして親にしてあげたことなど相続人によってそれぞれ状況や想いが異なります。だからこそ、揉めてしまうのです。

 

また、多くの方は、自分の家族は「特別」で揉めないと思っていることも、セミナーなどのお話をさせて頂いた際に実際感じています。そのようにおっしゃる方の多くは「うちの兄弟は、仲が良いから揉めない」、「財産が少ないから揉めない」などの理由で相続トラブルが他人事と感じてしまう方がいらっしゃいます。下の図をご覧ください。相続で揉める件数は年々増加傾向にあります。また下の図においては、相続税がかからない可能性の高い遺産額が5000万円以下の方が実際相続トラブルになって第三者である家庭裁判所のサポートが必要となっていることを目の当たりにすることができます。つまり、遺産の価格は関係ありません。私が受任したケースでも、実際200万円の遺産額で相続トラブルになってしまったケースもあるんです。

 

 

リライアブルの相続安心サポートでは、相続が争族とならないように事前の相続対策についてお客様一人一人にとってどのような対策が有効であるか相続診断士、行政書士など相続の専門家がチームとなってお客様の安心できる「相続」のお手伝いをさせていただきます。

どんな些細なことも、お気軽にご相談していただければと思います。

相続専門行政書士 坂本圭士郎